転職活動をするにあたって、転職フェア(セミナー)に参加する人は多いですよね。
転職フェアだと、1度にたくさんの企業と出会えるし、上手くいけば後日面接を取り付けることだってできるかもしれません。
では、転職フェアに初めて行くとき、どんな服装で何を持って行ったらいいのでしょうか?
もしかしたら、気になるあの企業との初めてのコンタクトの場となるかもしれない転職フェア(セミナー)。
服装でマイナスの印象を持たれるのは損です。
この記事では、転職フェアや転職セミナーの服装マナーと持ち物について解説しています。必ずチェックして、転職フェア(セミナー)への参加をより有意義なものにしましょう。
転職フェア(セミナー)におすすめの服装と注意点
転職フェアや転職セミナーには、どんな服装で参加したらいいのでしょうか?
服装については、こういったことが言えます。
- 基本はスーツ
- クリエイティブ系なら私服もアリ
- スーツでも私服でも清潔感が大切!
ここから、これらのポイントについて詳しく説明していきます。
基本はスーツ
転職フェア(セミナー)への参加は、スーツが基本とされます。
転職フェアや転職セミナーでは、「服装自由」をうたっているものがほとんどでしょう。
しかし、参加者の大多数はスーツで参加します。
転職セミナーや転職フェアも転職活動の1つであり、企業の担当者と初めて会う場所となることも多いです。
そんな転職フェアや転職セミナーでは、やはりビジネスの場にふさわしいスーツが望ましいのです。
私服よりもスーツの方が、よりきちんとした印象を与えることができますし、転職フェアや転職セミナーに対する真摯な態度も表すことができます。
また、企業の担当者からも、スーツの参加者の方がより転職への本気度が高いと認識されるでしょう。
転職フェアや転職セミナーには、スーツで行くのが1番よいのです。
クリエイティブ系なら私服もアリ
デザイナーやクリエイター、ディレクターなど、クリエイティブ職と呼ばれる職種を希望している場合は、私服での参加が企業への有効なアピール方法となる場合があります。
クリエイティブ系の職種は、自身のセンスや発想力を使って価値を生み出すのが仕事。
私服のセンスを見せることで、自分の能力を実際に見てもらうことができるのです。
転職セミナーや転職フェアでも、クリエイティブ系の人の服装は、オシャレな私服である場合が多いです。
また、クリエイティブ系の職種の採用面接では、私服での来場が必須ということも。
逆に、このような職種を希望して転職フェアや転職セミナーにスーツなどの地味めな服装で参加した場合、企業の印象に残らない可能性があります。
もちろん、奇抜すぎたり過度な露出はよろしくありませんが、TPOに合わせて自分を最も良く見せられる服装をすることでも、企業へのアピールは可能なのです。
スーツでも私服でも清潔感が大切!
基本的にはスーツで参加するのが望ましい転職セミナーや転職フェアですが、色んな事情でスーツが用意できないこともあるでしょう。
私服の場合は特に、柄がうるさくない落ち着いたトーンの色の服装を選びましょう。
スーツでも私服でも、大切なのは清潔感です。
いくらスーツを着ていても、ヨレヨレのシワシワでは、印象は最悪です。
私服であっても、転職フェアや転職セミナーの場で浮かない程度にビジネスライクで、きちんとした印象のある服装なら、印象を良くすることもできます。
清潔感があり、きちんとした服装をしていることは、転職活動への本気度が高いと捉えられることもあるのです。
また、転職フェアや転職セミナーは、参加の敷居が低い分、参加特典や企業のノベルティ目当てのエセ転職者が参加することも多いです。
清潔感がなかったり、きちんとしていない服装だと、ノベルティ目的だと思われてしまうもしれません。
転職フェアや転職セミナーに参加するときには、スーツでも私服でも必ず清潔感のある服装をするように心がけましょう。
転職フェア(セミナー)に必要な持ち物4選
転職フェアや転職セミナーに参加するときに、服装の他に持ち物についても考える必要があります。
必ず持って行くべきものはこちらの4つ。
- メモ+筆記用具
- 履歴書・職務経歴書
- 転職フェア参加表
- A4サイズの資料が入るカバン
これらがなぜ必要なのか、理由を見ていきましょう。
メモ+筆記用具
まず、メモと筆記用具は必須の持ち物です。
転職フェアや転職セミナーでは、企業の担当者とはもちろん、転職アドバイスをしてくれるキャリアアドバイザーとも話す機会があります。
たくさんの人と色んな話をするので、メモを取って後から振り返らないとよく分からなくなってしまい、折角参加した転職フェアでの収穫が自分のものにできない可能性があるのです。
また、話を聞いてメモを取るという姿勢は、企業には「興味を持ってくれている」という風に映るので、印象アップにも使えます。
最近はスマホやタブレットでメモを取るから、紙のメモやペンはいらないというスタイルの人もいるでしょう。
ですが、企業の担当者によってはデジタル端末でメモを取ることに違和感を覚える人もいるので、紙とペンの方が無難です。
服装がいくらきちんとしていても、メモを取らない人は興味がないと思われますので、メモを取りながら話を聞くようにしましょう。
履歴書・職務経歴書
履歴書や職務経歴書も、転職フェアに必要な持ち物と言えます。
転職フェアや転職セミナーでは、キャリアアドバイザーが転職活動の悩みに答えてくれるブースがあることが多いです。
そこでは、履歴書や職務経歴書などの書類の添削を受けることもできます。
これらの書類の書き方に問題がないか、アピールしたいことがうまく伝わるかなど、プロの目から見た率直な意見を聞くことができるので、書類添削は受けた方がいいですよ。
これによって、書類選考の通過率が上がるかもしれません。
転職エージェントを使っていない人は特に、転職フェアや転職セミナーへ履歴書や職務経歴書を持参して、キャリアアドバイザーに見せることをオススメします。
転職フェア参加表
転職フェアや転職セミナーへの参加には、そのイベントの参加表が必要です。
参加表は転職フェアやセミナーによって形は様々ですが、参加表ページを印刷して受付時や企業ブース訪問時に提示するものが多いでしょう。
参加表は事前に印刷して持っておくのが望ましいですが、入り口付近で印刷できる場所を設けてある転職フェアもあったりします。
参加するイベントの過去の情報などを事前に調べておいて、参加表を持参するのか当日印刷するのかを決めてもいいですね。
参加表には多くの場合、バーコードやQRコードがあり、それを受付や企業ブースで読み取ることで、参加者の情報を収集できる形になっています。
訪問した企業ブースでは、参加表を必ず読み取ってもらうようにし、自分が訪問したことを企業に認識してもらえるようにしましょう。
A4サイズの資料が入るカバン
転職フェアや転職セミナーでは、書類を持って行ったりたくさん資料を貰うことが想定されます。
資料や書類をキレイな状態で持ち帰るために、A4サイズが入るカバンは必要です。
書類は折ったり曲げたりすると見栄えが悪くなってしまいますし、資料も雑に扱うと企業の担当者からの印象も悪くなります。
A4サイズが入るカバンがあれば、資料をそのままカバンに入れたとしても曲がったりしないので特に雑なようには見えないでしょう。
さらに、予備のクリアファイルなどを持参し、1枚ものの資料をキレイに持ち帰ることができるようにすると尚よいです。
カバンはA4サイズが入れば何でもいいわけではなく、ビジネスシーンに適したデザインのものを持って行くようにしましょう。
普段使いの通勤カバンでも構いませんが、その後の転職活動で必要になるので、転職活動用に新しく買うというのも1つの手です。
転職フェア(セミナー)参加前に実行しておくべき4つのこと
転職フェアや転職セミナーに着ていく服装や持って行くものがわかったところで、事前にやっておくべきこともチェックしておきましょう。
事前にやっておくべき4つのことはこちら。
- 参加の事前登録
- 履歴書・職務経歴書の準備
- 興味のある企業をリストアップする
- これだけは聞いておきたいことのリストアップ
ここから、各項目について解説していきます。
参加の事前登録
転職フェアや転職セミナーには、参加の事前登録をしておきましょう。
事前登録をしていなくても参加は可能な場合が多いですが、受付時に必要な情報を記入しなければならず、かなりのタイムロスとなります。
たくさんの企業と交流を持つことができるのが、転職フェアや転職セミナーを利用するメリット。
そのチャンスを活かすために、参加登録で無駄な時間を使うことは避けたいですよね。
事前に登録しておけば、参加表を読み取るだけで会場内に入れる場合がほとんどなので、必ず登録しておくようにしましょう。
履歴書・職務経歴書の準備
履歴書や職務経歴書を準備しておくことも大切です。
選考ではないので書類はいらないと思う人も多いかもしれませんが、持参して損はありません。
キャリアアドバイザーから添削を受けるいい機会になったり、場合によっては企業の担当者に直接見せて面談を取り付けることもできるかもしれません。
履歴書や職務経歴書は今後の転職活動でも必要不可欠な書類なので、転職フェアや転職セミナーの機会に一度しっかりと準備をしましょう。
興味のある企業をリストアップする
転職フェアや転職セミナーに出展している企業の一覧は、事前に確認することが可能です。
転職フェアでは、一度にたくさんの企業に出会えるというメリットがありますが、たくさんありすぎて企業を回りきれないという側面もあります。
出展する企業を確認し、訪問したい企業をリストアップしておけば、「この企業の話が聞きたかったのに。」と後悔することもなくなります。
ただ、リストアップする企業が多すぎると回りきれない可能性があるので、リストアップした中でも優先順位をつけておくことも必要です。
これだけは聞いておきたいことのリストアップ
転職フェアやセミナーで企業ブースを訪問しても、聞きたいことがはっきりしていないと、自分の知りたいことが聞けません。
このような事態を招かないために、質問リストを作っておいて聞くことをある程度決めておきましょう。
質問リストを作ると、聞きたいことの聞き漏らしが防げるだけでなく、企業ブースへ訪問する精神的な敷居が下がります。
何も準備していないと、気まずい空気が流れる場合があり、それが嫌でちょっと気になった企業のブースもスルーしてしまう場合があります。
でも、質問リストがあればスムーズに質問することができるので、企業ブースへも気軽に訪問できるようになるのです。
知らなかった優良企業との出会いをアシストするためにも、聞いておきたいこのリストアップは忘れずにするようにしたいですね。
転職フェア(セミナー)の服装はスーツが基本
転職フェアも転職活動の一環なので、服装はスーツが望ましいです。
企業の文化によってはオフィスカジュアルか歓迎される場合もありますが、より多くの企業に受け入れられるのはやはりスーツ。
また、メモ用紙と筆記用具、A4が入るカバンは、企業の担当者に熱意を伝える面でも、実用性の面でも必ず持参しましょう。
それから、訪問する企業を決めておいたり、質問や書類の準備も入念に行えるとよりよいですね。
事前に転職フェア当日のシミュレーションをして、転職フェアを最大限に活用し、転職活動を成功に導く第1歩にしましょう。
