転職の面接通過率はどれくらい?一次から最終面接までの平均通過率を紹介!

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「面接通過率はどのぐらいなんだろう?」自分が受けた選考への通過率は気になるものです。

一次面接、二次面接、三次面接、それぞれの通過率と通過するためのポイントは変わってきます。

そこで本記事では、面接の通過率と採用者が見るポイントについてご紹介します。

目次

転職の面接通過率ってどれくらい?

面接の通過率は、採用人数と企業の人気度合いにより異なるので、一概に言えることではありません。

面接で合格するためには、通過率よりも面接官がどこを見て採用を決めているのかのポイントを知っておくことが重要なのです。

なんとなく面接対策をしているだけでは、内定を獲得することはできせん。

面接官がチェックするポイントを理解し、それぞれの面接段階に合わせた対策をしていきましょう。

転職の一次面接通過率は約50~70%!採用担当者はどこを見てる?

一次面接は、「多数に上る応募者をある程度の人数に絞り込む場」です。

一次面接で採用担当者が見るポイントは、次の2点です。

  • 基本的なビジネスマナーが身についているか
  • 志望動機や発言に矛盾がないか

一つずつ詳しく見ていきましょう。

基本的なビジネスマナーが身についているか

ビジネスマナーとは、「ビジネス現場において、人間関係を築くために必要な礼儀作法」です。

面接時にもマナーがあり、挨拶やお辞儀の仕方といった基本的なことから出来ているかで、その人の第一印象を決めます。

面接においてのビジネスマナーとして、挨拶時のマナー、声や服装に関するマナー、話し方に関するマナーがあります。

具体的には、

【挨拶時のマナー】
・遅刻したり、到着が早過ぎたりしていないか?
・受付、入室、退室時での振る舞いはしっかりできているか?
・あいさつはできているか?
【声や服装に関するマナー】
・声が小さかったり、挙動不審になってないか?
・服装がルーズになっていないか?
・においが発している服装、または清潔感がないか?
【話し方に関するマナー】
・話し方にクセはあったり、言葉遣いが粗くなっていないか?
・しっかり人の話を聞いているか?


など、採用担当者は、応募者の身だしなみ、言葉遣い、立ち居振る舞いを見ています。

ここでもし、一つでも出来ていない点があれば、減点対象になってしまいますので、注意しましょう。

志望動機や発言に矛盾がないか

採用担当者は、履歴書や職務経歴書だけでは判断できないので、詳しく情報を知るために深堀した質問していきます。

ここでもし、応募書類に記載したことと全く別のことを話したり、矛盾した内容を話してしまったりすると、あなたへの信用性が下がってしまい不採用になってしまいます。

具体的には次のような回答の仕方です。

【全く別のことを話している】
(例)「人と話すのが好きです」と自己PRをしているのに、面接の受け答えがたどたどしくとても人と話すのが好きとは思えない。
【矛盾した内容になっている】
(例)「なんでもやります!」と言ったのに、「残業はできません」「○○の部署には行きたくありません」など希望が多い。


このように、自分を良く見せるために自己PRを大げさに言ってしまったり、発言と行動にズレがあったりすると、評価は下がるので注意しましょう。

転職の二次面接通過率は約30~50%!採用担当者はどこを見てる?

二次面接は、「面接参加者の性格や能力、価値観を把握し、自社が求める人物像に合致しているかどうかを見極める場」です。

二次面接で採用担当者が見るポイントは、次の2点です。

  • 即戦力になるか
  • 自分の強みや仕事に対する意欲が伝わってくるか

一つずつ詳しく見ていきましょう。

即戦力になるか

二次面接では、キャリアやスキルの適性などから、即戦力として活躍できるかどうかをチェックされます。

具体的には、前職での仕事内容をはじめ、「身に付けたスキルを転職先でどのように活かせるのか」「入社後のキャリアプランをどのように考えているのか」をチェックします。

ここでもし、入社後すぐに活躍できる程のスキルがないと判断されてしまうと、二次面接を通過することは難しくなります。

応募者は、自分のこれまで身につけたスキルが、「御社に対してこんなメリットがあるのか」また、「社会に対してこんな価値が提供できる」といった内容でアピールできれば、面接する側にとっても安心します。

特に中途採用は、即戦力を求めていることが多いので、スキルが不足している場合は他のスキルで活かせることを伝えると良いでしょう。

自分の強みや仕事に対する意欲が伝わってくるか

入社意欲を知るための質問として、「入社してやりたいことを教えてください。」「仕事についたら何を目的に頑張りたいですか?」と聞かれることがあります。

この質問の意図は、会社の方向性を踏まえた入社意欲や熱意があるのかと、長期的に会社に貢献できる人なのかを判断するためです。

ここで「やる気があります!」と抽象的な回答をしても、採用担当者の心には響きませんので、具体的にあなたの強みが、入社後にどの業務について活かせるのかについて伝えることが大切です。

また、質問に回答するためには、実際に入社後に行いたいことをまとめる前に、企業研究や職種研究を念入りにしておく必要があります。

具体的に、「○○の部署でこういった働き方をしたい」という形で回答できるように、準備しておくと良いでしょう。

三次面接・最終面接通過率は約50%!採用担当者はどこを見てる?

三次面接や最終面接に近い段階になると、役員などの重役が面接を担当する場合があります。

一次や二次面接は順調に進んでいるにも関わらず、三次面接で落ちてしまう人は少なくありません。

三次面接では、次の2点を抑えておきましょう。

  • 将来のビジョンが明確になっているか
  • 企業の求めていることと応募者がやりたいことが本当にマッチしているか

一つずつ詳しく見ていきましょう。

 将来のビジョンが明確になっているか

三次面接では、一次面接や二次面接で聞かれる質問に加え、より深く応募者を理解するために、「入社後のキャリアビジョン」について質問してくることがあります。

例えば、「将来どのような仕事をしたいですか?」「ご自身のキャリアビジョンをお聞かせください」のように聞かれる場合です。

ここで、企業の求めるものと大きく違うと、必要な人材として認められませんので、将来のビジョンを立てる時は、それぞれの企業の理念や求める人材などを把握してから作る必要があります。

将来のビジョンの立てる際は以下の手順で行います。

①【これまでの自分を振り返る】まず、これまでの自分を振り返り、どのようなことを成し遂げてきたかを書き出していきましょう。そうすることで、自分の強みを知るきっかけになるので、自分の価値観が見えてきたり、自分がやりたいことが見えてくるようになります。もし思いつかない場合は、友人など周りの人に聞くことで、自分を見つめやすくなります。
②【仕事の方向性を考える】次に、仕事の方向性を考えるために、どんな仕事をしたいのか、またどんな仕事をできるのかを考えていきます。
また、その仕事が誰にどの様な価値を提供していきたいかを想像すると良いでしょう。
③【未来の自分を考える】最後に、未来の自分を考えていきます。将来、自分がどうなっていたいのかという理想像が明確になっていくことで、キャリアパス(キャリアを得るための道筋)が見えてきます。キャリアプランを立てる時は、「5年後、10年後は〇〇にチャレンジしていきたい」のように年齢ごとに立てると良いでしょう。

あとは、企業の理念や企業活動にあった将来のビジョンを考えるようにすると、採用につながる可能性が高くなります。

 企業の求めていることと応募者がやりたいことが本当にマッチしているか

最終面接では、「入社後のイメージがついているのか」を確認します。

単なる「やりたい!」というだけでは、会社が求めていることとマッチングしないこともあるため、採用はされません。

「自信に焦点をあてた願望」に偏るのではなく、事前にしっかりと企業研究をして、「どのような形で貢献したいか」という視点で答えると、より良い印象になります。

転職の面接を通過するための3つのポイント!

「なかなか次の面接段階へ通過できない」と悩むことがあります。

それを解決するためにここでは、転職の面接を通過するためのポイントを3つご紹介します。

  • 自己分析をして自己理解を深める
  • 面接を受ける企業について十分に調べる
  • 志望動機を明確にする

一つずつ詳しく見ていきましょう。

自己分析をして自己理解を深める

自己分析をする目的は、過去に経験してきたことを振り返り、今の自分を深く知ることです。

自己分析をすることで、自分の強みや弱みを知ることができ、今まで気づくことがなかった新しい可能性を発見するきっかけにもなります。

もしこれをしないと、「やりたいことがない」「何をしたらいいか分からない」というような軸が定まらない状態になってしまいます。

また、面接官も、面接時に応募者が自己分析ができているかを確認しています。

客観的に見ることが出来なければ、面接の回答が主観的になってしまう場合があるので注意が必要です。

面接では、自分自身の長所や短所について説明する場面も多いので、自己分析をして、現在の自分の長所と短所を明確にしておきましょう。

 面接を受ける企業について十分に調べる

面接を受ける前に、会社の業界知識や企業情報については事前に知っておくことで、会社が求める人物像を把握することができたり、自身のキャリアプランと照らし合わせて考えることが出来ます。

もし、企業情報を調べずに面接を迎えると、志望理由で「何故、弊社を志望されたのですか?」と聞かれた時に、あいまいな回答になってしまいます。

そうなってしまわないよう、さまざまな会社を比較しながら企業分析を行い、その会社を志望した理由が面接官にしっかり伝わるようにしましょう。(業界と企業の分析をする際は、会社四季報、新聞・業界誌、企業のウェブサイト・求人情報サイト、転職イベント、口コミサイトなどが便利です。)

また、複数の会社の選考を同時に受けている場合は、うっかり他社の魅力について話してしまうなどのミスが起きてしまう可能性もあるので気を付けましょう。

志望動機を明確にする

志望動機は、「退職理由」と「転職理由」を合わせたものです。

退職理由は、「転職をするきっかけで、転職理由は、「あなたが今後どうなりたいかの理由になります。

志望動機を質問する意図として最も大きいのは、「入社後、すぐに辞めず、自社で長く働いてくれるか」を見極めるためです。

つまり、「過去にどのような経験をして学んできたのか」「それをどう活かしたいのか?」「将来はどうなりたいか」を明確にし、最後に「なぜその会社なのか」を伝えることが大切です。

もし、ここで抽象的な回答になってしまうと、面接官に「どこでもよかったのではないか」「とりあえず応募してみただけなのだろう」と思われてしまいます。

また、志望理由で、前職の不満や愚痴を言ってしまうと、「うちの会社でも同じ不満を持って辞めるのでは?」マイナスイメージを持ってしまうので注意しましょう。

しっかりした準備をすれば転職の面接通過率はあがる!

面接が次の段階へなかなか進むことができないと、「なぜこんなにも落ちてしまうのだろう」と考え込んでしまいます。

そこで、やみくもに面接対策をしていても面接の通過率は上がらないので、まずは、採用担当者から見て自分はどのように見られているのかを客観的に見てみましょう。

そして、事前に自己分析と企業分析をして、基本的なビジネスマナーをしっかり身につけた上で面接に望めば、自然と通過率は上がってくるはずです。

もし、採用担当の見るポイントについて再確認したい場合には、是非本記事を活用してください!

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