新卒だけど転職したい方…成功するポイントと注意するべきことを解説!

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新卒で入社した会社でも、転職したいと考えることがあります。ただ、新卒からの転職が成功するのかと不安に感じるケースは多いでしょう。

しかし、新卒からの転職はコツをおさえると成功しやすくなります。また、注意するべきこともありますので、転職をしたい人は知っておきましょう。

目次

新卒だけど転職したい…は珍しいことではない

新卒で採用された会社をすぐに転職することには、負い目を感じる人もいるでしょう。努力して採用試験に勝ち残ったにもかかわらず、すぐに転職をしたいといいだすと、もったいないと考えられることもあります。

しかし、新卒で就職した人の約3割は3年以内に離職しているといわれ、その数は年々増加傾向にあるといえるでしょう。

また、新卒の入社から3年以内の転職は第二新卒と呼ばれ、転職市場では新たなジャンルも確立されているのです。

第二新卒は、社会人としてのマナーが備わっているとされ、次こそは成功したいという気持ちを持つ人も多いことから、熱意を持って仕事に取り組む人材であると判断されることもあります。

新卒だけど転職したい…成功させるための7つのコツ

新卒で入社した会社を転職したいときでも、やみくもに転職活動をしてはうまくいかないでしょう。なぜなら、仕事を続けられない人だと判断されてしまうこともあるからです。

そのため、まずは次の7つのポイントをおさえておきましょう。

  • 転職して何がしたいのかを明確にしておく
  • 退職理由を明確にして面接対策をしておく
  • 面接では仕事に対する前のめりな姿勢をアピールする
  • 新卒採用時の失敗理由を振り返っておく
  • 様々な業界・業種に目を向ける
  • 条件にはこだわりすぎない
  • 第二新卒に強いエージェントを使う

転職して何がしたいのかを明確にしておく

新卒からすぐに転職したいと考えたときには、転職を決める前に、次はどのようなことがしたいのかをしっかりと考えましょう。

単に辞めたいから辞めるといった気持ちで転職を決意してしまうと、次の仕事に就いてもすぐに転職したいと考えてしまいます。

仕事がキツイ、上司と合わないなどと感じているだけでは、会社を辞めることだけが目的となり、その後何をしたいのかが全く浮かんでこないでしょう。

その結果、どのような転職活動をしていいのかが分からなくなり、企業選びすらできなくなってしまうのです。

そのため、まずは転職をして何をしたいのかを明確にしておきましょう。

退職理由を明確にして面接対策をしておく

第二新卒として転職活動をしていると、必ずといっていいほど、面接官から「なぜ新卒なのに転職を考えたのか」と聞かれます。

はっきりとした理由が答えられないことには、転職をしても長くは続かないと考えられてしまうでしょう。そのため、面接官を納得させられる理由を用意しておく必要があります。

今の仕事に不満があって退職をしたい場合でも、会社に対する不満を述べるだけではよい印象を与えません。会社や環境のせいにする責任感のない人として判断されてしまうでしょう。

退職理由に会社への不満を挙げる人は多くみられますが、面接では退職理由に加え、前職から学んだ反省点も織り交ぜるようにしましょう。

そのうえで、どのように改善したいと考えているかも前向きに伝えることが大切です。

退職したい理由と志望理由を結び付け、できるだけポジティブに説明しましょう。

面接では仕事に対する前のめりな姿勢をアピールする

新卒から入社し、すぐに転職したいと考える第二新卒は、応募先の企業から仕事にやる気を持てない人物だと判断されてしまうことがあります。

しかし、第二新卒だからといって仕事が嫌いなわけではないでしょう。「仕事に熱意を持って取り組めない人」と考えられないよう、入社後には企業にどのように貢献したいのか、どのような活躍ができるのかといった点を前のめりでアピールすることが大切です。

仕事に対して積極的な姿勢を見せることで、必要な人材であると考えてもらえるようになります。

新卒採用時の失敗理由を振り返っておく

新卒で入社した会社に不満を感じて転職したいときは、新卒時の転職活動に何らかの問題があったと考えられます。

思っていた業務ではなかったことを理由に転職を考える人は、応募する前の企業研究が十分でなかったのでしょう。ほかの分野の仕事がしたいと考えるのであれば、仕事探しがしっかりとできていなかったといえます。

第二新卒からの転職では、新卒時と同じあやまちを繰り返さないことが大切です。

新卒時に失敗した点は何であったのかを振り返り、反省点を見つけ、転職活動に活かしましょう。

様々な業界・業種に目を向ける

新卒時には向いていると思った仕事でも、実際に入社してみると違和感を覚えることがあります。

そのため、本当にその仕事がしたいのか、その仕事が向いていると決めつけていないかについて考えてみるのがよいでしょう。

世の中にはたくさんの仕事があり、自分の知っている仕事というのは思いのほか少ないものです。知っている中から次の転職先を選んでしまうと、選択肢が狭くなってしまいます。

自分が知らない仕事は数え切れないほどあるため、しっかりと仕事探しを行いましょう。そうすることで、思いがけない業界や業種に出会い、自分が本当にしたいと思う仕事が見つかります。

条件にはこだわりすぎない

転職先を考えるときには、給料面や勤務地、会社の知名度などたくさんの条件を挙げる人が多くみられます。しかし、すべての条件にぴったりと当てはまる転職先は、それほど多くないでしょう。

条件にこだわりすぎることで、転職先が見つからなくなってしまいます。そのため、いくつかの条件は妥協し、本当に必要な条件だけを考えるようにしましょう。

第二新卒での転職時に重視べきは仕事内容です。仕事内容は仕事へのやりがいを高める重要な要素だといえます。モチベーションを持って仕事をしたいのであれば、仕事内容にこだわるのがおすすめです。

第二新卒に強いエージェントを使う

第二新卒での転職を1人ですると、思うように転職が進まないケースがみられます。悩みを相談する相手も見つからず、自分だけで問題を抱えてしまうことも多いでしょう。

そういった場合には、転職エージェントに相談をするのがおすすめです。なかでも、第二新卒に特化したエージェントであれば、同じ悩みを持った人を専門にしていることから、自分の問題にも気付いてもらいやすくなります。

また、第二新卒にぴったりの求人も多く、転職したい気持ちを全面的にサポートしてもらえるのです。

新卒だけど転職したい人が注意すべき5つのポイント

新卒から転職したいと思っても、転職活動はそれほど甘くはありません。第二新卒は転職市場でも人気があるとはいえ、同じ条件で仕事を探している人は多いものです。

本気で転職したいと考えるのであれば、応募先の企業の目に少しでも留まるよう、次の5つのポイントに注意しましょう。

  • ネガティブな転職理由を伝えない
  • 自分を高く見積もり過ぎない
  • 書類選考で落とされてもめげない
  • 周りの意見に流され過ぎない
  • 転職先が決まるまでは現職に留まる

ネガティブな転職理由を伝えない

転職したい人の多くが抱える理由は、今の会社への不満でしょう。しかし、面接の際にネガティブな転職理由を伝えるのはおすすめできません。

ネガティブな転職理由の場合には、他人や環境のせいにするわがままな人物といったイメージを持たれてしまうことや、文句が多いと感じられてしまうこともあるでしょう。

また、人間関係が悪いことを理由に転職したい際にも、我慢ができない人だと判断されてしまうことがあります。
ネガティブな理由で転職をしたいと感じていても、転職によって成長したいといった前向きな気持ちをアピールしましょう。

キャリアアップやキャリアチェンジなども理由にすると、積極的な姿勢が示せます。

自分を高く見積もり過ぎない

新卒と第二新卒では、その価値が大きく異なります。第二新卒は大学を出たてのフレッシュな人材ではないため、社会に出てからの実績が問われるようになるでしょう。

第二新卒は経験や実績があるため、優遇してもらえるとはいい切れません。なぜなら、第二新卒は新卒の入社から3年以内に転職している人材であり、仕事を長く続けられないと考えられているケースが多いからです。

新卒採用時よりも価値が下がっているとしている企業もめずらしくなく、転職したいと思ってもそれほどうまくいかないことが多いでしょう。

自分を高く見積もり、第二新卒からの転職を甘く考えすぎていると、転職活動が長引いてしまうこともありますので注意が必要です。

書類選考で落とされてもめげない

第二新卒からの転職では、書類選考を通ることすら難しいケースが多くみられます。新卒時では大手企業の書類選考を楽に通過していた人でも、第二新卒では通過できる割合が大幅に下がることが多いでしょう。

転職時の書類選考で落ちるというのはめずらしくありません。多くの転職者が同じ状況にありますので、落ちたからといってあきらめることなく、できるだけ多くの企業に応募するのがよいでしょう。

周りの意見に流され過ぎない

新卒で入社した会社を転職したいと家族や友人に告げたとき、大抵の場合で反対されるでしょう。

反対されない人というのは少なく、必ず反対されるといっても過言ではありません。

もう少し働いてみれば上を目指せる、長く働くことでやりがいが見えてくるなどと意見されるケースも多いものです。

しかし、それに従っていては転職できず、いつまでも不満ばかりを抱えていることになります。そのため、強い意志を持って転職活動に取り組む必要があるでしょう。

とはいえ、強引に押し進めすぎると、自分の意見に固執してしまう可能性もあります。ある程度は反対意見にも耳を傾け、バランスよく転職活動を進めることが肝心です。

転職先が決まるまでは現職に留まる

第二新卒での転職を成功させるには、納得のいく転職先を選ぶことが大切です。ただし、満足のいく転職先を見つけるのはそれほど簡単なことではありません。

転職をしたいからといってすぐに会社を辞めてしまっては、仕事が見つからず、収入がない状態が長く続いてしまうでしょう。経済的に苦しくなってしまうと焦って転職先を決めてしまうケースが少なくありません。

その結果、転職に失敗してしまう可能性が高くなるのです。

現在の勤め先で精神的に参っているという場合は別ですが、転職先が決まるまでは現職に留まると、安心して転職活動ができます。

ポイントを押さえて新卒すぐの転職を成功させよう

新卒から転職をしたいと考えてもすぐに行動に移すのではなく、自分はなぜ退職したいのか、どのような仕事に就きたいのかについてしっかりと考えるのがよいでしょう。

第二新卒からの転職では、どれだけ意欲的に仕事がしたいかを伝えることも大切です。転職したい理由がネガティブなものであっても、できるだけ前向きに述べるのがよいでしょう。

ポジティブな姿勢を見せ、仕事への熱意もしっかりと伝えることで、企業の目に留まりやすくなります。

今回紹介したコツを押さえ、第二新卒からの転職を成功させましょう。

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